こんにちは~、アーティストchiguです。
手織りではあたたかく柔らかなストールを、
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前にも書いたことがあったかも知れない。
私はとても、ものすごく、大変に、植物を育てるのが苦手だ。
私が住まいに置いて育てようと試みた植物たちはことごとく枯れてしまう。
マンション住まいということや、ベランダの日照りなど、周辺の要因もあるのかも知れない。
でも何回かの引っ越しで環境が変わっても結果は同じだったから
我が家の植物が枯れるのは私が原因なのだろうと思っている。
ここ10年ほどは、自分のその傾向に警戒心を高め
友人が贈ってくれたハーブなど大切なものは、
危なっかしいと感じた時点で実家に持ち込んで難を逃れてもらったりした。
私の手元にいると危険なのだ。
自分と植物の関係を思うと、
アニメシリーズ『ルパン三世』のかの有名なエンディングの歌詞が頭をよぎる。
ワルサーP38
この手のなかに 抱かれたものは
すべて 消えゆく さだめなのさ ルパン三世
の部分だ。
過去に関わった植物たちの記憶をたどり「すべて消えゆくんだよね~」と
あの甲高いチャーリー・コーセイの声が響く。
植物は好きだし、家にあったらインテリアがもっと気に入るなと思う。
「なりもの」が好きだから、もし家庭菜園を上手にできたら
人生はもっと刺激的で楽しいのだろうとも想像する。
そして、なんてことなく植物の状態を読み取り、
上手にお世話できる家族や友人をとてもうらやましく思う。
(だいたいそういう皆さんは、「何もしてないよ~、たまにお水あげるだけ」と仰る・・・。)
さて、そんな私のもとに、さわやかなグリーンがやって来た。
あら~、かわいい。
ここしばらく、あまりの暑さに「インテリアにちょっと緑があったら涼し気なのに~」
などと呟きながら、
ホームセンターで観葉植物の植木鉢を手にとっては
「でも家に来て枯れちゃったらかわいそう~」と諦めて戻している私を見かねて
相方が職場からお土産に持ち帰ってくれたのだ。
茂った観葉植物を手入れでカットしたものを、
何人かのスタッフで根を出すために持ち帰ったとのこと。
無駄にしないな~。すごいな。
「これだったら花瓶にさして、手軽に置けるでしょ」と良い大きさに分けて飾ってくれた。
名前も知らないグリーン。爽やかで形も可愛らしい。
鉢植えを買ったりすると気負ってしまうけれど、これだったら確かに気楽だ。
私のボヤキを覚えていてくれて、ちょうど良いかたちで持ってきてくれたなんて
なんだかすごく嬉しい。
そんなこんなで、今もちらちらと視界の端に
天狗の子どもが持っていそうな葉っぱが出入りする。
植物の緑色って瑞々しくて優しい。
あればやっぱり気持よくしてくれるものだなあと再認識。
やっぱり、あると良いよね、グリーン。