アトリエchiguの手織り作品のなかでも特別な手紡ぎ・手織りブランケットシリーズ。


羊やヤクなどの原毛を紡毛機で丁寧に紡ぎ、その糸で上質なブランケットを織ります。


紡いでは織るの試作を繰り返すなかで、
当アトリエの手紡ぎ糸は
ブランケットを織るのにぴったりだと気付きました。


chiguの紡ぐ糸は、柔らかく空気をたっぷり含んだ太めの糸。
それで織ったブランケットは軽くて適度な厚みがありとってもあたたかい。

その経験から手紡ぎでは最高のブランケットを糸から作ることを目指そうと決めたのです。

アトリエchiguの手紡ぎ作品は原毛を染めずにそのまま使います。
原毛の持つふくらみや柔らかさをダイレクトに活かし
自然の色の優しさを楽しんで頂くためです。


膝や肩に掛けたとき
まるで羊たちと一緒にいるような温もりを感じて頂けたら嬉しいです。

紡いで織るまでの工程は本当に時間がかかるので
手紡ぎアイテムはたくさんは出来ませんが
その分、最高の一枚を手にして頂けることを心に
ひとつひとつ大切に制作しております。

原毛がブランケットの糸になるまで

染めていない羊の原毛。
刈って洗っただけの状態のものを使うことも、
きれいに梳いて繊維を整えたものを使うこともあります。
羊の種類によって、個体によって、色も質感もさまざま。
どんな原毛と出会うか、から、手紡ぎは始まります。

アトリエchiguでは専用の道具でフワフワの棒にしてから紡ぎます。
どんな糸を目指すのかで、この工程はしない場合もありますが、当アトリエでは空気を含んで軽くあたたかな糸にするためにこの作業をするのです。

紡ぎ車で目指す太さと柔らかさの糸にしていきます。
アトリエchiguでは細すぎず柔らかな糸を目指して紡ぎます。

紡いだ糸はさらに2本撚り合わせて綛にし、使う時に糸玉にします。

優しいクリーム色の、柔らかな糸玉が出来ました。

この糸に合った織り方を吟味し、計画を立ててから、織機にかけてブランケットに織って行きます。