こんにちは~、アーティストchiguです。
オートクチュール刺繍、、手紡ぎ&手織りをしております。
リネンのクロスを織り始めた。
生成りのリネンを経糸に使ったのは初めてで、穏やかにきらきらする艶の美しさにちょっとびっくりした。
生成りのリネンてなんだか地味なイメージを持っていたから。
ピシッと並んだ糸が本当に静かに光る。
これは布になってしまうとわかりにくいものかも知れない。
今の、一本一本並んでいるから見える光だと思う。写真にも写らない微かな艶。
その瞬間に立ち会えると言うのはなかなかの贅沢だね。
以前から織ってみたかった模様を織っている。
コーヒー豆みたい。
今回も何枚か織れるように長めに糸をかけているから、これからバリエーションを増やすのもまた楽しみ。
色を変えたり模様を変えたり。
私の織機、ルエのスプリングの大きな特徴として胸木が固定されておらず動く、という点がある。
ペダルを踏んだとき、伸びない糸でも開口がしっかり開くよう、胸木がちょっとだけ内側に動くようになっている。
う~ん、言葉では伝わりづらいね。
リネンのような伸びない糸の時は開口が狭くなりがちなんだけれど、この仕組みがあることで、パカッと大きな開口が得られるのだ。
もちろん糸がぐいぐい引っ張られないわけだから、糸にも優しい。
今回リネンを織っていても、これまでのウールや綿と同じ開口で織れている。
ありがたや。
というわけで、割とすいすい織り進んでいるから、次のことを考えておかないとね~。
寝る前に組織の本をベッドで眺めて、いろいろ考えようとするんだけれどその間もなくあっというまに眠くなってしまって、夜はなにも考えられない。
ただ、眠る前の本のちょっとの時間、お菓子や料理の本や、刺繍や織の本を眺めるのは至福のひとときなのだ。