何やら爽やか、ギター・ウクレレの調湿

こんにちは~、アーティストchiguです。


先日ペダルを繋いで準備を終えた織物はこのようになった。


レースのような雰囲気もある、色も柄も爽やかなスタート。

と言っても実はこれは毛織物でマフラー。

機からおろし、縮絨して起毛したらかなり雰囲気が変わり、爽やかではなくなる筈だ。

やわらかくてあったかい子になる予定。

すごくきれいなブルーで

男性でも女性でも色白な方が黒いニットに合わせたりすると

お互いに映えるのではないかと想像している。

お次にタイアップを変え、色も変えた二枚目を予定していてそちらも楽しみだ。


さて、まったくお話が変わって。

お気に入りのギターが入院して久しい・・・。

前にも書いたけれど、これはけっこう寂しい。

少しでも練習しようともう一本の古い方を弾いているけれど、

あの子がいればなあ・・・なんて勝手なことを思ってしまう。

何しろサイズがけっこう違うので(入院したのはミニアコギなのでちびの私には弾きやすいのだ)

そちらだったらもっと上手く弾けるんじゃないかと思ってしまうのだ。

まあ、実際は、もちろん弾きやすい・にくい、はあるにしても

どれを弾いてもそう変わらない程度の万年初心者なわけですが・・・。


さて、ウクレレやギターをお持ちの皆さま。

この湿気はなはだしいシーズン、楽器たちといかにお過ごしでしょうか。

私はウクレレの保管場所の湿度にかなり神経質になっている。


というのもそもそもミニアコギが入院してしまったのは

弦高が高くなって弾きにくくなってしまったから、その調整のため、だったのだけれど

リペアマンさんによれば高湿度でトップが膨らんでしまった、というのが理由らしいのだ。

普通だったらある程度修理が可能なことらしい。

が、私の楽器は、トップが膨らんだあと、ぎゅっと固まってしまってにっちもさっちも行かない、

というような説明だった。

ついでにネックもちょい歪んでる、とな。

それで、ちょっとの調整で済むだろうと思ってメンテナンスに出したつもりが

長くかかることになってしまったのだった。


それまで我が家はやたら乾燥していてそれが木製製品に悪さする、と信じていたから、

まずは高い湿度から始まったトラブルだったというのは意外だった。


なんとなく想像するに

梅雨時~夏の湿度でトップが膨らみ、その後、急速に乾燥して固まってしまったのではないかな。

つまり差が極端だったのだろう。

そもそもメキシコの乾燥地帯の工場で生産しているメーカーだしなぁ。

日本の多湿な環境に急にやって来たら辛いよなあ。

しかも素材が単板だから(合板ではないってこと)よりデリケートだろうしなぁ。

更には、昨年の夏は久しぶりのビッグなめまい波が到来して、ギターを弾けない時期が長かった。

それで小さくて手軽なウクレレばかり弾いていた。

チューニングする機会も少なかったから気づくのが遅れてしまった。


すぐに擬人化するおかしな癖で、

ちょっと線の細いデリケートな楽器ちゃんがサボテンに囲まれた工場で生まれ、

そのあと「遠い国にお引越しするよ」なんて言われて意気揚々とアジアの小さな国にやって来て

そしたらサボテン時代に比べてやけに水っぽくて息苦しくて

でもそのことに気づいてもらえなくて体調不良に・・・

などと、もう脳裏にストーリーが絵本状態で出来上がってしまって

(顔のついたギターが苦しそうな表情をしているイラストまで出来上がっている)

そうなると、もう本当に胸が痛い。


あんなに気に入って弾いていたのに、体調が原因とは言え、十分に気配り出来なかったなんて。

あとはまあ、湿度の影響についての知識不足もおおいにあったけど。


そんなこんなで、ミニアコギが退院してきたときに備えて、環境を整備しておこう!というわけで

部屋のあちこちに湿度計を置いて毎日観察したり

これまた大事なウクレレをセミハードケースに入れ、一緒に調湿剤と湿度計を入れて様子を見ている。

実際には毎日弾くときにケース内のチェックし、調湿剤を干したり、乾燥剤を追加したりで

そんなに手間のかかることではない。

実際やってみるとう~ん、なるほど、けっこう湿度の変化って大きいのね。

子どもだったら理科の自由研究に使えそうなネタなんだけどね。


ギターやウクレレの保管に関しては

「神経質になることもない」とか

「目に入って練習する機会が増えるように、ケースには入れない方が良い」という意見も多い。


しかし今の私は、ミニアコギのことがあったためになかなかの神経質だ。


自分の現状から言えば、ウクレレがケースに入っていたからって練習する頻度が減ったりもしない。

好きで、弾きたいと思ったら、出して弾く。

弾いたら、ちょっと拭いて、しまってあげる。

これもたいした手間じゃない。

ただしそのケースが目に入りやすく、手の届きやすいところにあるということは大事だと思う。

遠いところに取りに行く、というのはやっぱり弾く頻度を下げることになるんじゃないかな。

ウクレレは今のところセミハードケース保管でなんとかなっているけれど

アコギにはより中の状態を保ちやすいハードケースを買ってあげようと思って今から探している。

なるべく良い環境を作って待っているからね!!


と、やたら力を入れて長々と書いてしまいましたが、

万年初心者ながら、どなたかの参考になれば幸いでござる。

楽器それぞれの素材や作り、家の環境もあるから一概にどうが良いと言えることではないけれど

少なくとも、単板のギターやウクレレを手に入れたら

湿度は実際に計測したり、楽器は日々触ってあげて状態に気を配る習慣があった方が良い。

気に入って来てもらったのに知らなかったばかりに痛めてしまうのは本当に辛いことだもの。

要はほんと、今、寂しいってことなんだ。



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