コットン×シルクのブランケット、その後

こんにちは~、アーティストchiguです。

手織り、手紡ぎ、オートクチュール刺繍をしております。


少し前に織り終わっていたブランケットの水通しをして干した。

コットンとシルク。

この素材の組み合わせでブランケット、というのは私にとってはひとつの試みだった。

冬のぬくぬくウールとはまた違うもの。

実用性のために検討したいことはいくつもあった。

サイズ感、おしゃれだけれど悪目立ちせずにインテリアに馴染む色柄、厚み、手触り、見た目や実際の質感・・・。

今回干しているもので、ひとつのベースが出来上がったと考えている。

パターンの使い方、素材、サイズが決まると、あとは色柄でいろいろな展開が出来るだろうな。

そう想像するとものすごく楽しい。


織機の上ではよそよそしく見えた経糸と緯糸が

水通しをした後は馴染んで仲良くなっている。

素材に絡んでいた余分なフワフワが落ちて、すっきり軽くなった。

ウールほどではないけれど、仕上げで大きさも質感もそれなりに変化する。


外に巻いて出掛けるものではない、という想定から、やや厚みを持たせた。

重さも程よくありながら、質感は柔らかい。

肩にかけた時に重さと柔らかさですとん、と馴染む質感だ。


同じ素材でサンプルとして織ったものを使っているが想像したよりずっと重宝している。

私の住まいは外が暑い日でも、この時期は風が吹き抜けるとちょっと冷える時間帯がある。

カーディーガンを羽織るほどではない、今、肩にかけるものがあればいい。

そんなときにちょいっと手に取って肩にかける。

冷えは防ぎ暑くはならない、その質感が重宝なのだ。

この先、冷房で冷えたかな、というときにも良いと思う。


ただ、このサンプルはすこし小さく感じたので、今回のものは大きくしている。

十分に肩を包んで垂れるサイズ。

膝に掛けるだけだったら実はこのサンプルくらい小さい方が使いやすい。

肩に掛けられるほど大きいものは、二つ折りにしてひざ掛けにちょうど良い。


シルクの配分が多いことを考えると、オールシーズンアイテムになりそうだ。

好みとしては、やっぱり秋冬はもふもふした毛のものを使いたいけどね。


そんなこんなで、織りアイテムも販売に向けて段階を進んでいるところ。

今のところ、巻くもの、かけるもの、を中心に考えている。

私自身がすごくよく使うアイテムだから、使い勝手を体験から導けるからだ。


最後は白チワワのおちびの話題。

あいかわらず手紡ぎ&手織りのラグがお気に入りで、とことこと寝室まで行ってはラグで休んでいるようだ。

初期の頃の力作だからおちびも気に入ってくれていることが嬉しい。

そうだよな~、ラグを織るのもすごく好きなんだよな。

やりたいことが無限にあるようで、自分の手は二本で、一日は24時間で。

制限があることを考える暇があったら、やった方が早い、よね。

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