結局、使用感が好きなのである

こんにちは~、アーティストchiguです。

手織り&手紡ぎ、オートクチュール刺繍をしております。


明らかにPCの処理速度が遅い。遅くなってる。

まあ、数年前から分かっていたことなんだけれど。

画像処理のアプリケーションを立ち上げるのに時間がかかったり、

処理した画像の保存にも妙に時間がかかったり・・・。

リカバリやらメモリを解放やらと手を尽くしているものの、このPCの限界なのかも知れん。

とは言え壊れたわけじゃなし、

デジタルものの進化がやけに早いこの世の中でいちいち最新にしてたらキリが無いからな~。

と、お茶を飲みながら起動を待つのであった。


突然の話題だけれど、私のアトリエは狭い。

よく織機が入ったな、ってくらい狭い。

一方で織物の作業で必要とされるものってけっこう場所をとるものが多い。

道具はもちろんのこと、糸なんてそれこそ場所とるからね~、何色も何種類も増えてくると棚があっと言う間に埋まる。

そこに糸紡ぎの紡毛機とふわふわの羊毛。場所とるよね・・・。


そんなこんなで私のアトリエは割とごちゃっとしている。

インスタグラムでほかのWeaver(織り手)さんのアトリエを見ると

ときどきびっくりするくらいすっきり片付いたアトリエを築いている方もいらっしゃる。

海外なんかだと大きな織機がぽつねん、と見えるくらい広いスペースを確保している方も。


どちらもすごく憧れて、は~、かっこいい~と思う。


じゃあ自分がそういうアトリエを目指すか、と言うと、

結局、見て憧れることと自分がそこにいることを好むこととは別なのだ。


私は道具は手に取りやすいところにあるのが好きだ。

手持ちの素材は分かりやすく見えるところにあって欲しい。

私が心地よく作業をするために必要なことだ。

なんて言いつつ、棚を見ると、それは作業と関係ないのでは・・・というものもけっこうある。

やけに羊のポストカードが場所をとっていたり


その動物関係のグッズをどかせばもっと場所が空くのでは・・・とかなんとか、ね。

まあ、これもまた、私が心地よく居るための大切な要素なのだ。

それぞれがお守りみたいなもの。

好きな子たちと見守りあってこその作業なのである。

簡単に言えば、可愛いものがちょこんちょこんと居るのが好きなんだよね。

嬉しくなっちゃう。


使用感があること。お気に入りがあちこちにいること。

アトリエ全体に、日々稼働している息遣いがあること。

それが私の居たい作業場だ。


ちなみにキッチンに関してもそうで、

道具や調味料を何もかもしまっておくよりは

頻度や効率の関係である程度は出ていた方が好き。

何よりも自分仕様になっている感じが好きだ。

使い込んだ調理道具たち、いつもお世話になっている調味料。

毎日一緒に働くキッチン。

自分でカスタマイズを重ねて作り上げた気持ち良い使用感が

「お気に入りの場所」という感覚のもととなっている。

「お気に入りの場所」であることが、毎日楽しく調理することを支えてる。


そんなこんなで、私は作業場に関しては

何もかもすっきり!よりも、心地よい使用感!が好きだ。

私の場所は、ここにある。


他の人の作業場を見るとワクワクするのは、

それがすっきり系だろうが雑多系だろうが

そこで作業する人のこだわりやたたずまいを垣間見られるからだと思う。

それぞれの思いやセンスや工夫の詰まった空間。

そこに情熱的に作業する人がいる限り、どんな工房も、興味深いよね。

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