こんにちは~、アーティストchiguです。
オートクチュール刺繍、手紡ぎ&手織りなどしております。
ここのところ、刺繍ジュエリーをオンラインショップにUPする準備をしてた。
撮影と画像の確認と処理。
↓この一枚もそう。
うしし、美人さん。
パールがきれいに並ぶようにサイズを選んだり、天然石一粒一粒のかたちを選んだり、
細かいところまでこだわりを詰め込んだぞ。
他の作品も順調に撮れてるよ。
さて、本日は「古書玉椿」さんの話を。
古書玉椿さんは国内外の手芸本、クラフトにまつわる本などを扱う古本屋さんだ。
旅する本屋、というくらいだから、洋書も充実している。
もともとは刺繍や織物の本を探しているうちに行きついたサイトで、
織物の洋書を購入したことがある。
迅速で丁寧な発送にびっくりしたし、他では入手しづらい本だったから嬉しかった。
インスタグラムもフォローしているんだけれど
扱うものに対する愛情や真摯な姿勢が伝わってくる投稿で見ているだけでもとても楽しい。
だいたい、「旅する本屋」って看板だけでもかなりワクワクしちゃうよね。
実は昨年の秋には買取でも本当にお世話になって、
その感動をお伝えしたくていつか記事に書きたいと思ってたんだ。
昨年秋に、アトリエをちょっと整理した。
アトリエには織物の本が増えてきて場所をとり、一方で、ずっと前に買い集めた刺繍等の本はあまり手に取らなくなってきていた。
刺繍は、本を見たいという段階は過ぎてしまっているから。今は自分からアイディアを汲み出して手を動かすことにエネルギーを使う。
でもそれらの本たちはものすごく気に入って何度も何度もめくったものが殆ど。
だいたいが洋書で中にはかなり珍しいものもある。
それらは街のチェーンの古本屋に持って行くと、特に洋書は古雑誌と同じ扱いになってしまう。
その後はどこに行ってしまうんだろう、どんな風に扱われるんだろうと思うと
大切にしてきた貴重な本は持って行けなかった。
そんなとき、ふと、玉椿さんが買取をしていることを思い出したのだった。
勇気を出して申し込みをし、サイトの案内に従って、想像したよりもずっとあっさりと手続きは終わった。
大切な本たちはしっかりした金額で引き取って頂けた。
それもとてもありがたいことだったけれど、もっと感動したのはその後。
手放した本の一部をインスタグラムで紹介して下さっていたのを目にしたとき。
丁寧な文面でそれぞれの魅力を存分に伝えて頂いていて
ああ、あの子たちのことを分かって下さるお店があって本当に良かったなって思った。
その後買い手がついたことが分かったときも、
同じように刺繍やクラフトが好きな方が(古書玉椿さんで買い物をする人はそういう方だろうから)気に入って手に取って下さったんだろうと思うと、それもすごく嬉しかった。
どんなに貴重な本でも、紙ものである以上、処分されるときは一瞬だ。
誰かが素晴らしい仕事をした結果としての、時にはマニアックな手芸の本たち。
それらがちゃんと好きだと思う人たちの手に受け継がれていくってとても大切なことだと思う。
そういう受け渡しをしている玉椿さん。かっこいいな。
そんなわけで、私は古書玉椿さんのファンだ。
素敵なサイト、マニアックな品ぞろえ、店主さんのこだわりと仕事ぶり。
引っ越しなどの事情で、本当に大切に思う手芸本たちででも手放さなくてはならないとしたら玉椿さんをチェックしてみて下さいね。
その際は玉椿さんの雰囲気や扱っている本をざっと見てみて、テイストが合うかどうかも確認してみて下さい。
たとえば溜まってしまった番組のテキストなんかだと、ちょっと違うのかも知れない。
織物や刺繍関係の本はどんどん動いていくみたい。
単に手芸本がお好きな方も、ぜひ一度サイトやインスタグラムをご覧になってみて下さい。
すごくワクワクするよ!
ふぅ~、このこと、ずっと書きたいと思っていながらなかなか書けずにいたからね、
今日は満足~。