アルパカさんの糸、nice things.の復刊

こんにちは~、アーティストchiguです。

オートクチュール刺繍、手紡ぎ&手織りをしております。


昨日、ここのところ熱心にやっていたアルパカの糸紡ぎが終わってしまった。

終わってしまった、というのは、終わるのが惜しいくらい面白かったから。

お試しで購入した原毛だったからもともと量が少なかった。

この糸を織ってどうなるのか、もっと量があった方が分かりやすいだろう。

アトリエにあるほかの原毛を紡ぎつつ、アルパカをどのくらい追加するか考えようっと。


油断するとものすごく細くなってしまうのを、「ちょっと待って」とセーブするようにしながらある程度の太さをキープした。

細く美しい糸が出来ると嬉しいが、実際は強い撚りをかける必要があるから、完成した際の手触りはなんとなくきりきりし過ぎてしまうように思う。

細くて美しく柔らかい糸は工業製品でたくさん販売している。

今の私は手でやるからこそ出来る糸の”塩梅”のようなものをもう少し追求したい。


お話変わって。

4月号を最後に休刊になってしまい残念に思っていた雑誌『nice things.』が復刊して、復刊第一号が手元に届いた。

この雑誌を知ったのは2018年の秋。それから毎号楽しみにしていた。

何年ものあいだ、雑誌と言う媒体を買って持ち帰るほど面白いと思えなくなっていたから、次号が楽しみな雑誌に出会えたことは嬉しかった。

何しろ今どきネットでたくさん情報が得られるし素敵な文章も美しい画像も溢れているからねえ。

それもプロアマ問わず発信できて、なんだったらアマチュアの凄さ、みたいなものに圧倒されることもしばしばで

そのせいなのか、私が変わったのか、雑誌が変わったのか、それはよく分からないけれど

家のソファやベッドでじっくり読んで

気に入った写真は切り取ってスクラップブック「好きなもの帳」に貼っておきたい、そんな雑誌を見かけなくなっていた。

なだけに、せっかく出会った『nice things.』の出版元の倒産と休刊のお知らせを知った時は残念だった。


私の知る限りではほぼ同じスタイルを保って雑誌が復活する、というのはとても珍しいことではないかと思う。

クラウドファンディングで資金集めをし、販売の方法も変更し、きっと他にもいろいろあったのだろうけれど、こうして手元に新しい号が届いた。

う~ん、すごいね。おめでとうございます。

築いてきたものが失われるその瞬間に、なんとか尻尾と言うか欠片を掴んで離さず、そこからまたかたちづくっていく。

それが出来る場合と出来ない場合と、なにが違うんだろう。

廃刊になっていった多くの雑誌にもちゃんとファンはいて、なくなってしまう時にはとても惜しまれた筈だ。

でも廃刊になるときは、なる。

今回みたいに復活するときも、ある。

う~ん、なにが違ったんだろう。

出版業界のことは何も知らないけれど、その在り方のことを興味をもって考えていきたい。

何はともあれ、nice things.の復刊はとても嬉しい。

ゆっくり大事に読もう。

本当におめでとうございます。

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