気合の入るお皿

こんにちは~、窓の向こう側でじゃんじゃん降る雨を眺めているchiguです。

よく降るなあ。夜明け前は風の音がよく聞こえてたしなあ。

こんな日は白チワワのちびナナたんは丸くなって寝ているなあ。


昨日、母からお皿を分けてもらった。

我が家の食器は母から受けついだものが多数で、それがまた増えたってわけ。

しまってあったのよ、と言いながら出して来たのを見たら、どきゅ~んと恋に落ちた。


古いお皿。

昔のお皿の絵柄って、パンクだ。

そして文句なしにカッコイイ。

のびやかな絵柄と、対照的な緻密さと。


こんな素敵なお皿をもらった記念に何を盛ろうか、あれこれ考える。

今日のメニューはある程度決まっちゃってるからな。

サイドメニューで何か、お皿に合わせて作ってみるか。


で、こうなった。

え~と、これは大根ステーキです。

なんのことはない、厚めに切った大根をじりじり焼いただけ。

一応こだわりはあって、

我が家では無水鍋の蓋をフライパン代わりに使い、本体を蓋として被せる。

じっくり蒸し焼きにして、水分をある程度閉じ込めたまま火を通す。

焼くときにはオリーブオイルを少々多めに使う。

普通のフライパンで蓋して焼いたって美味しいよ。



じゅわ~っとジューシーなので、焼き立てをする頬張ったりするのは危険。

甘くてみずみずしくて、大根特有のくせのある香りは程よく残る。

冷めても甘くて美味しい。



塩だけでもいけるし、辛子醤油も合う。

でもこういう料理が本当に美味しく出来たときは

何もつけないのが一番おいしかったりする。

というわけで、昨日は後半は何もつけずに食べた。



幸せなことに質が良い新鮮野菜が手に入りやすい環境だから

「なんのことはない」料理で日常はじゅうぶんなのだ。

反動でたまに凝ったことしたくなるけどね。



なんのことはない大根ステーキを、いつもより丁寧に丁寧に並べてく。

記念の一皿はこれだ。特別の一皿になった。



お皿の話に戻ると、

これまで”おうちごはんLOVE派”として日々の食事作りと食べることってそれなりに楽しんできたと思う。

でも、盛り付けといいますか、フードスタイリングについてはフワッとなんとなく、の感覚しか無かった。

食器もお気に入りを揃えてはいるけど、毎日使う感覚はやっぱりなんとなく、だった。



このキリッとさせられるお皿に出会ったことで

ふと、もっとそういうことにも目を向けたら楽しいだろうな、という気持ちになった。

お皿からメニューを考えたり、

出来上がったものを、それが簡単で地味なものであっても、

より美味しく見える盛り付けに気を配ったり。



日々の楽しみが増えそうだな。

きっかけの龍のお皿さん。大事に使うからね、よろしくね。

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