こんにちは~、まだまだデジタルデトックス生活を続けているchiguです。これはやめずに日常へと定着しそうな模様。
12月初旬に体調を崩してから、まだ、「元通り!」とまでいかない生活。
何があったのかというと、ある日、片耳の塞がるような感じがしてそれが数日続き、耳鼻科に行かないとダメかなと思い始めた矢先、それまで経験のないめまいでまったく動けなくなってしまったのだった。
幸いすぐに実家の両親の助けを得ることができ、人生初の救急車に乗って病院へ行き…といういきさつだったわけ。
診断としては単に「めまい」だし、これと言った原因も特効薬も対処も無い。
疲れやストレスに気を付けて生活してくださいね、ということだった。
正直、疲れやストレスを殆ど避けて生活していることに自信があった身としては「これ以上どうしろっちゅーんだ」とトホホ感ばかり感じていたけれど、自分なりにいろいろ調べてみた結果、長年の手仕事生活のなかで目を酷使したりうつむき加減の姿勢ばかりとっていたことで、首周辺の自律神経をおかしくしてしまったのではあるまいか、という考察に至った。※え~、あくまでも個人の感想です。
加えてまことしやかにささやかれたのが、11月30日の記事にも得意げに記載したベリーショートが決定的な一撃となったのではないか、という説。
冬なのにそんなに刈り上げちゃって、それで頭が冷えたんじゃないの、ってね。
はじめこそ「そんなのこじつけだよ!」と否定していたものの、確かにいきなり首回りがものすごく寒くなって冷えたことは間違いないしタイミングもばっちり合ってる…と、だんだんその説もどうも正しいように思えてきて(と言うか、本当に正しいんだと思う)、今は室内でもマフラーぐるぐるで過ごしている。
とにかく暫くのあいだは眠ってばかりだった。面白いくらいいくらでも眠れた。その後も疲れやすい上にすぐにフワフワし始めてしまうのでおそろしく慎重に生活していた。
最近は表面上、だいたい日常に戻りつつあると思う。
これまでと違うのは自分を慎重にモニターする習慣や、休憩やストレッチを時間を区切ってかなり意識的にすること、そして視神経を休めるためにPCもスマホも極力使わないことなど。
自分は自分自身の状態をよく観察して把握していると思ってきたけれど、いやいや、そんなことは無かった。
人間の身体やこころの状態って、日々のなかで刻一刻と変化しているのだ。
朝は調子が良くていろんなことが出来そうだと思っても、夕方にはとても疲れて気分も下がり気味だったり。その逆だったり。それがもっと短いスパンで起こることもある。
私たちはふだんそれを気にすることなく、体の自律機能にお任せで生活している。それがそもそも健康体ってことなんだろうね。
でもまあ、こうして身体からサインを受け取ったからには、この「自律機能にお任せ」だったのをやめて、もっと意識して自分の状態をチェックし、それに合わせてものごとを選んでいけば良いんだろうと思う。
身体のことも気分のことも。
自分を大事にするってそういうことなんだろうな。
しばらく休まざるを得なかった手仕事も少しずつ再開。おそるおそるね。
手仕事を生業とする方には、緑多い自然に近いところにアトリエを構える方がたくさんいる。
作業場所や道具の大きさ、作業で生じる音などの問題で広い場所を求めて地方に行くのかと思っていたが、きっとそれだけではなくて、全神経を使うような手仕事を健康体のまま続けていくのに、頭では考えずとも自然とそういうライフスタイルになっていくのかも知れない。と今回のことを機に思った。
私は今の自分の環境で出来る対処をするしかない。
タイマーで時間を区切って休憩を入れ、ストレッチしたり外の風景を眺めたりしてる。
疲れたと感じているなら、その日はもう無理しない。
この先はもっと回復するだろうし、自分をモニターして対処する方法ももっと自然なかたちに落ち着いていくだろう。そうしたら作業の仕方も量も、自分にちょうど良いところに落ち着いていくだろう。
自分ともっと仲良く出来るチャンスだ。
織物はどうにかこうにか予定していた分を織り終え、残った経糸で”おまけ”を織った。
緯糸を赤に変えて、すき間をあけずにトントンとリズミカルに打ち込む。
すき間をあけないと模様がはっきり見えて、可愛いなあと思う。
今回は耳の糸が切れやすくて難儀し、それが次への課題となっている。いくつか策を考えていて、それでうまくいくか試すのもまた楽しみ。
このめまい事件で日常がままならない間、実家の両親、特に母が私に気を使わせない軽やかさでたくさん支えてくれた。そして相方も仕事が忙しい中、私が安心して寝ていられるように自分の時間とエネルギーをたくさん使ってくれた。
私は相変わらずの安心しきった甘えん坊だ。
いつものことだけれど、感謝してもしきれない。どうお礼したらいいのかさえ分からないくらい。
ほんと、ありがとうね。