こんにちは~、アーティストchiguです。
手織り、糸紡ぎ、刺繍をしております。
先日、久しぶりにお昼ご飯とコーヒーとウクレレを持ってピクニックに行った。
連日おそろしく暑いので山の方を選んだ。
行きの道中は曇っていてやたら湿度が高く、
窓から見える鬱蒼とした緑の湿った風景は異国のようだった。
まずはくねくねと細い山道を登ったところにある施設に到着。
流行のキャンプができる施設もあると言うのに、見事なまでに誰もいない。
いや、一組くらいテント張っていたかな。
オニヤンマがたくさん飛んでいた。
こんなにオニヤンマばかり飛んでいるのって見たことがない。
市街地でオニヤンマがいると、「人の中に入ってきたオニヤンマ」という感じがするけど
この山の中では、完全に「オニヤンマの中にはいってきた我々」だった。
残念ながらこの施設はペットの出入り禁止ということで、山をおりてお昼を食べられるところを探す。
何しろ暑いので陰になるところが必要だし、なるべく涼しそうなところが良い。
小川沿いの小さな公園を発見。
公園・・・でもないな。
広場はなくて
小川に沿ってせせらぎを楽しめるベンチやあずま屋のある空間だった。
どうして馬の銅像なのかは謎だったねえ。
やっと落ち着いてお昼を食べ、ウクレレを弾く。
向こうには山の濃い緑。
手前は広い田んぼ。
左手には川。
とにかくのんびりした風景。おちびもまったり。
帰りはソフトクリームを食べるべく、道の駅に寄る。
今どきのレジャーの目的地ともなる、大きくて色んな施設を備えた道の駅ではない。
昔ながらの、小さくてちょっとお昼を食べて休憩してまた出発する「通りすがりタイプ」の道の駅。
そういうところには、なかなかシュールな飾りなどがある。
これもそのひとつ。
・・・もとは可愛かったんだろうな、という風情のモニュメントで記念撮影。
風雨と強い紫外線にさらされて劣化の一途をたどっているようだ。
ちょっともの悲しい。
お出かけのとき、車のなかでおちびはしょっちゅう窓の外を眺めたがる。
見たいときには私の腕に前脚をかけて、見たい、とアピールする。
で、私は見えるように抱き上げ、
おちびがその腕や肘に顔をのせてのんびり景色を楽しむのをサポートする。
・・・これがけっこう疲れる。
疲れるんだけど、おちびが楽しいことならやってあげたいよな、と思う。
運転する相方と「おぉ~、オニヤンマでかい!」と言いあい、
おちびの腕にのせた顎の感触を感じながら同じ景色を眺めてきた。
時間にすれば半日くらい、でも何やら充実したお出かけだったな。