こんにちは~、アーティストchiguです。
オートクチュール刺繍、手紡ぎ&手織りをしております。
経糸にリネンをかけた織物は3枚目に突入。
少し太めのリネンを緯糸に選ぶ。
玉巻器で巻き巻きしてから、シャトルに入れられるように管に巻き巻き・・・
これでけっこうな時間が過ぎていく。
糸の写真を撮っていると、おチビがレンズに下に入り込む。
相手にしてくれい、のサインです。
い、忙しいんだけどな~・・・。
と、ひとしきり相手にしてから作業を進め、織る、と。
またもやまったく当初の予定と違う。
もう、ぜんっぜん違う。
でも楽しい気持ちで「次はこうしよう~、ああしよう~」とやっているうちは、自分で気に入るものが出来るからそれでいいのだ。
昨日の出来事なんだけれど、上の写真の織を進める前に、近所の大好きな南仏料理屋さんに行った。
お昼用にお惣菜を買っておいてそれを楽しみに頑張るためだ(どうせ楽しくやっているんだが、こういうニンジンを用意するのが好きなのだ)。
それなりに織り進んで、よっしゃ、お昼~!とパンを焼き、コーヒーを淹れてお惣菜とパンをお皿に盛る。
窓の外は思いがけず良い天気(天気予報では曇りだったからね)。
食事はもちろんすごく美味しい。
外では緑が時々揺れている。
近くでおチビが寝ている。
で、ふと目をやると、アトリエには織機があって、棚には織の糸や刺繍の道具が並んでる。
なんかさ、すっごく幸せだな~って気持ちがふわ~っと湧いて来てさ。
ま、それだけなんだけど。
そういうのってほんとに瞬間的で、つかまえて瓶に入れてとっておけるものでもないしさ、
だから、後で実感をともなって思い出せるものでも無くてさ、
残せるとしてもこうして言葉で書く記録だけ。
でもそういう瞬間が確実にあるんだってこと、やっぱり大事だよね。