こんにちは~、アーティストchiguです。
オートクチュール刺繍と、手紡ぎ&手織りをしております。
まだ織機にかかっているものを織り終わっていないのに、次に織るものの整経をした。
そんなことをするのは初めて。
次に織りたいものの計画を書いたら、整経したくなっちゃったのだ。
細いリネン。
そう言えば細いリネンを経糸に使うのって初めてかも。
少し太いのならあったけどね。
今回は織る幅がそう広くないので本数も少なめ。
するすると糸をかけつつ「い~ち、に~い、さ~ん・・・」なんて数えているとトランス状態一歩手前、みたいになる。
コーンに巻かれた糸はすぐに使えて便利。
でも整経のときは真上に糸を引き出さなくてはならなくて、室内に糸をひっかけるところが無いと何かしら工夫が必要になる。
そのための道具も売っているけれど狭い室内にそう大きな道具をたくさん置くわけにもいかない。
うろうろすれば、何かちょうど良いものがある筈なのだ。
私はしばらく前から、DIYに使うクランプという工具を使っている。
クランプは何かとすごく便利な道具だ。DIYをやらないとしても、一家に2つほどあるといろんなことに使える・・・と私は思っている。
というわけで、こんな感じ。
矢印のがクランプ。
上下から力をかけてぎゅっと素材を押さえつける道具で、木材同士の接着や、素材を作業台に固定しておく目的でよく使う。
写真に写っているのはとても小さいタイプ。樹脂製で軽くて扱いやすい。
他の金属製のごくシンプルなのも持っていて、そちらも何かと便利だ。
クランプは棚とかテーブルとか、写真のようにベンチとか、板さえあればそこに固定することができる。
私はベンチや本棚の棚にクランプを固定して、その下に糸のコーンを置き、クランプに糸をひっかけて真上に引き出している。
ちょうどこんな穴があるんです。ここに糸を通している。
樹脂製で穴もつるっとしたカーブだから糸をこすって傷めてしまうこともない。
ぎゅっとはさむ部分も樹脂だから、棚板やテーブルに傷をつけたりもしない。
たくさんの本数を一度に整経するときに向いているかどうかは分からないけど…。
とにかくクランプは偉い。まさか機織りのシーンでも活躍するなんてね。
今日は窓の外はまさにどしゃぶりの雨。
手仕事にうってつけの日。
さて、音楽かけて織ろう、紡ごう、刺そう。たまに踊ろう。