先代ナナたんとおちびのナナたん①

こんにちは~、アーティストchiguです。

オートクチュール刺繍、手紡ぎ&手織りなどなどしております。


最近は刺繍が進んでいて充実感たっぷり。良いリズム。

刺繍をしていると白チワワのおちびが膝にのせて~とやって来るので

その時は手を休めることにしている。

休憩にちょうど良い。

そういうきっかけが無いと、夢中になっているときに休むのって難しい。


おちびのナナたんも先代ナナたんも、私の一部のような存在。

いつもそばにいて心身の健康を保つ力になってくれて

たくさんのことを教えてくれて

たまには人生観まで変えてくれる。

癒し、とかそういう言葉では表現できない。

動物って神様に近いのかも知れないよね。


ずっとこの自由帳に書こうと思いながら、書いていなかったことがある。

旧ブログには詳しく書いてたけどさ、

私はおちびが先代ナナたんの生まれ変わりなんだって信じてるって話ね。

これさ、続きがあってさ~。


長くなるからシリーズで書こう。

で、ここは前にも書いたことの振り返りね、話の流れ上。


先代ナナたんもおちびと同じく白いチワワだった。

人生観を変えたと言えばこの子で、天からの贈り物のように私のところに来てくれた子だった。

私には子どものころからチワワと暮らしたいな~っていう願望がうっすらあって

でもそれはうっすら。

いつも意識している、とかじゃなくて、自分のなかにいつもふわふわ漂っている望み、みたいなもの。

それがある日ぽんっと叶ったわけ。

うわ~、願いが叶うって本当なんだなってびっくりしたね。

私がなにかしたわけじゃなくて、向こうから来てくれた。

ある方が我々に白いチワワの仔犬を託してくれた。


急いでペット可の物件に引っ越して、その後はずっと一緒に快適に暮らせるマンションを買った。

先代ナナたんといつも一緒。新しいアトリエで制作に取り組んで、そちらの活動でも良いことがたくさん起こる。

先代がいると夢がどんどん叶うような感じだったよ。

こうなりたいって思うことってちゃんとそうなるんだな~って、先代との出会いをきっかけに信じるようになった。

ざっくりと世界や人生を信じられるってこと。それが先代のくれたギフト。


・・・私の幸運の神獣は多毛だった・・・。ほんと、毛量すごいな!


で、まあ、ある日、先代はさっといなくなっちゃった。

11月の天気の良い日。公園の紅葉がものすごくきれいだった日。

午前中はご機嫌で散歩で走って、本当に楽しそう嬉しそうで可愛くて、一緒にいる私たちももちろんいつも通り幸せだった。

のが、その夜に、ぱっと消えちゃった。夜からどうも具合がおかしいな、ってなって、その数時間後の朝方には旅立っちゃった。とてもきれいな姿のままで。ひとりで。


その時感じたのってそれこそ表現しようのない感情でさ、きっといろいろごちゃまぜだったんだろうね。

こんなのを抱えて生きていけないって本当に思ってた。

これからどうしたらいいんだろうって途方に暮れて、どうしようもなかった。

そんななか友達が連絡をくれて、ある話をしてくれた。

「神様のところで次のお着替えを選んで準備してる」っていうような話だった。

これがね~、「そうか!!!」って、古い漫画的な表現でたとえると、電球ぴかーん!!って感じが来たんだよね。

私たちといてあんなに幸せだったんだもの、生まれ変わったらまた来てくれるに決まってるよ!って本気で信じた。もう、それが当たり前って。

それを機に前向きになれてさ、どうしようどうしようばかりだったのが、希望を持って先のことを思えるようになったっていうかさ。


ここでまた真面目に考えちゃうからね、余計なこと考えるわけだ。

いや、ナナたんだって生まれ変わってやりたいこととかなりたいものとか行きたいところとか、あるかも知れんからな~。私が家においでね、なんて言ってたら、あの律儀ちゃんは他に行きたいところあっても来ちゃうよな~、せっかく前の身体から自由になっているのに、私が何か押し付けちゃいかんね~、とか。

ほんっとこれまた本気で考えるわけ。

で、そこはまあ、お前が来たいと思ったら待っているよ、そうじゃなくても良いんだよ、って思うようになった。


次にまた余計なこと考えるよね。

私にも相方にも、霊感とかスピリチュアル的な直感ってものが無い。

つまり、生まれ変わって来てくれても、分からなかったらどうしようって思い始めた。

どうしたら「これがその出会いだ~!!」って分かるんだろう・・・せっかく会えたのに勘が悪いせいで見逃したら大変だな、とか。

こうなるともう勝手なことも考え始めるわけで

「なんか分かりやすいサインがあるといいよね」などと相方と話し合う。

先代はよく舌先だけちょろんと出てることがあったから、会えたらそれをやってもらえると良いんだけど・・・とかね。

「ほんと、我々は勘が悪いんで、来てくれるなら分かりやすいサインにして下さい!」とまとめる。

いや、ほんと、勝手なもんだ。

でもこの一連の流れを、冗談抜きの本気の本気でやってるわけ。

振り返ってみると笑えるんだけど。


そうは言ってもやっぱり悲しいし寂しいしで、私は不安定な心のままに「生まれ変わりのナナたん」と出会う方法を調べたり探したりした。

もちろん、現実的には、生まれ変わったナナたんと会う方法を探したんじゃないよ、次に一緒に暮す子と出会う方法を探したんだよ。

保護犬の情報を見て、この子のトライアルを申し込もうかなって相方に相談したり、いろいろ。

そんなある日、相方に「なんだか慌てて先走っているみたいだよ」って言われて、どば~っと悲しくなって、あの子がいなくて寂しんだよっ!!て大泣きしたりした。

相方は私のその、悲しみ切っていない状態そのままで次のなにかにすがろうっていう状態を、なんとなく無意識に分かっていたのかも知れない。

本人に訊いたらたぶん「そんなの知らない、覚えてない、そうだっけ?」って言うと思うけどさ。


まあ、そんなこんなで、流れってうまく出来ているもので、

結局私がちゃんとさんざん悲しんだうえで少しずつ気持ちが落ち着くまで、具体的な行動を起こすきっかけは無いままだった。


最終的には相方とも実家の家族とも話し合って、先代ナナたんを託してくれた方(仔犬の販売をしている方で、長年お世話になっている)に、出会いを託すことに決めた。

小型犬なら犬種はこだわらない、時期もこだわらない、来てくれた子を迎えます、って。

先代ナナたんが旅立ってから時間がどのくらい経っていたのかな・・・もう忘れちゃったな。


長くなったので続きは次回!


↓我らが偉大な神獣は、サマーカットにしても多毛を隠せなかった・・・メルヘンが似合って、頭は大福そっくりだったな。

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