手紡ぎ糸のブランケットが完成

こんにちは~、アーティストchiguです。

オートクチュール刺繍、手紡ぎ&手織りをしております。


昨日、ブランケットを仕上げた。

手紡ぎ糸の白いブランケット。

糸を紡ぐところから、だったから工程は長いけれどそのどれもが楽しかった。


まずは紡ぎ!これはポルワスという種類の羊。

柔らかくて伸びが良くてもっちりしていて、紡ぐのがうんと楽しい羊。

初心者向けということもあって、紡ぎを始めた頃からのお気に入り。

これまでは、糸紡ぎは何に使おうと目的を決めてしているわけではなくて

興味の趣くままに手当たり次第紡いできた。

完成した糸の具合を見て、使い道を決める。

決めた使い道に足りなければまた原毛を取り寄せて紡ぐ。そんな感じ。

長い時間紡いでいると、おちびが原毛より自分を見てよ、抱っこしてよ、とやって来る。

ちょっと待ってね、なんて後回しにすると、こうしてペダルの下に入り込んで妨害したりする。

うまいね、うまいことやるよね。で、抱っこする。

原毛もおチビもふかふかで手触りが良い。

さて、紡いだ糸を織りましょう。

ここに来るまでも工程はいろいろあるけど、省略。

今回は経糸にラム80%、シルク20%の原毛を紡いだもの、緯糸はポルワス100%。

ラム&シルクの肌触りがストールには向いていないように思えて、ブランケットに決めた。

はい、織りあがり~。

いつもより太い糸だし、1枚分しか糸が無かったしで、織るのはあっという間。

8枚綜絖のちょっと凝った綾織りなんだけれどまったく模様が分からん・・・。

でもふっくらした織になったはず。

房を撚って、縮絨。「起毛せよ!」と念じつつ。

縮絨後。

経糸はシルクが入っているからか、「糸」って感じがより残っている。

ポルワスはモフ~っと膨らみ起毛して、糸というよりふかふかちゃんになった。

そのコントラストがとても感じが良くて、すごくお気に入りの仕上がり。

結局模様はよく見えずしまいだけれど、ある程度の厚みや空気を含んだあったかさ、という点では、織り方のチョイスもなかなか良かったんじゃないかな~。

羊のナチュラルなアイボリーカラーは温かみがある。

試しに膝にかけてみると、少し時間が経つともわ~っとあったか~くなってくる。

柔らかくて優しい。

やさしくてあったかい色と手触り。癒やされるってこういうことかも知れないな。


今の私が紡ぐ糸というのは、ブランケットと相性が良いのかもしれない、と思う。

それも染めないナチュラルカラーのままが。

今回の仕上がりを見て、触って、そう感じた。そんな一枚。

というわけで、しばらく紡ぎに関してはブランケットを追及するかも知れない。

気が変わるかも知れない。

とりあえず、今紡ぎためている糸も、ブランケットになる予定。

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