織り終わり、新しい糸

こんにちは~、アーティストchiguです。

数日前にしばらく取り組んでいた織りが終わって、機織り機からおろした。

今回は本当に少しずつしか進まなくてけっこう時間がかかったなあ。


いつもよりやや密に織ったものの、この糸にしてはやっぱりスカスカ織り。

機からおろすとやわやわと柔らかい。手触りはなんとなくザラッと言うか、ゴワッと言うか・・・。

この後の縮絨で化けてもらう。

「いつもよりやや密」がどんな効果をもたらすかも楽しみだ。

とは言え房の処理にまた時間がかかるし、まだ先のことだけれど。


余裕をもって経糸をかけたので、余りをどうするかで悩んでいるところに、ちょうど注文していた糸が届いた。


これまであまり使って来なかったような色も敢えて取り寄せてみたんだよ~。

管に巻いて並べるとものすごく可愛い。うふふ。


さっそくカラーサンプル織りを楽しむ。

なるべく何も考えず、とりあえず手に取った管をシャトルに入れて適当な長さを織っては、また適当に色を変えていく。

無作為って難しい。どこかに意思がすっと入り込んでしまう。

無作為は難しい。なんとなくテーマだな、無作為は難しい。

で織れたのがこちら。

ふふ~、こういうのって可愛いんだよねえ。

こちらは糸のサンプルとして手元に置いておく。

眺めるだけでも本当に楽しい。


織が一段落したこともあって、久しぶりに刺繍もした。したくなった。

刺繍もやっぱり楽しい。とても楽しい。戻って来たよ、という感じがする。

ただ、刺繍は何かと悩ましく、精神的なエネルギーを消耗する作業でもある。

作るものはかなり小さいのにね。不思議なもんだな。

それらもひっくるめた楽しさ、という点で、織物や糸紡ぎとまったく違った奥行がある。

たぶん付き合ってきた時間の長さのせいだろうと思う。


今のところ、刺繍もあって、織物もあって、糸紡ぎもあって、というのは私にとってとても大事なサイクルになっている。

それぞれがお互いの刺激になっているんだろうな、知らず知らずのあいだに。

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