機からおろす儀式の日

こんにちは~、アーティストchiguです。


昨日、熱心にぱったんぱったんと織に集中し、かけてあった経糸分を織り終えた。

最後の一枚は太めのシルク、ごく薄いグレーがかったブルー。

実はこの糸は頂いたもので、下さった方も、頂きものだとおっしゃっていた。

自分では絶対に選ばない色と素材だな~と思って(シルクはまだ恐れ多くて手が出せないし、色は暖色を選びがちだし)、コーンを糸の棚に飾るように置いておいた。

最後は何を織ろうかなとうろうろしていたらふと目に入って使ってみることに。


すごく上品で美しい糸だった。

糸ってつくづく、織りに入れて布になってみないと雰囲気が分からないものだなあ。

自分ではなかなか選ばないものとの出会いって大事だね。

好きだと思うものの幅が広がるきっかけになる。

と言いながら日頃はやっぱり自分が選んだものにこだわるけどね。


今回は余裕をもって経糸をかけたので、少し余った。

楽しい色で少しだけ織って終了。

残りの経糸では少ししか織れないことが分かっているから模様をそれ向きに変更する。

短いパターンの繰り返しにすれば、きりの良いところで終えやすい。

黄色い糸。綿とリネンの混紡。きりっと明るくて可愛い雰囲気。


最後の最後まで織り終わったら、大きなはさみで経糸をしゅーっと切る。

ちょっとした儀式だ。

そして織りあがった布をくるくる丸めながら機から外していく。

次々と色違いでパターンが出てきて、これも楽しい儀式。

この後は端の始末とかなんとか、本当の仕上げ作業。楽しくゆっくりやりましょう。

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